古本の値段の決まり方 - ブックオフの 110 円棚の秘密

この記事は約 2 分で読めます

ブックオフの 110 円棚に並ぶ本の条件

ブックオフの店頭で最も目を引くのが 110 円 (税込) の棚だ。定価 600 円の文庫本も、1,500 円のビジネス書も、同じ 110 円で売られている。この価格はどうやって決まるのか。

110 円棚に並ぶのは、主に「需要が低い本」だ。具体的には、発売から時間が経って話題性がなくなった本、在庫が大量にある本、状態がやや悪い本がここに分類される。ブックオフにとって、これらの本を棚に長期間置いておくと場所代 (家賃) がかかるため、110 円でも早く売り切ったほうが合理的なのだ。

逆に、発売直後のベストセラーや人気漫画の最新巻は、定価の 50〜70% 程度の価格がつく。需要と供給のバランスで価格が決まるのは、フリマアプリの価格設定と同じ原理だ。 ブックスタンドを手に入れる →

買取価格の裏側 - なぜ 10 円でしか買い取ってもらえないのか

ブックオフに本を売りに行って「1 冊 10 円」と言われてがっかりした経験はないだろうか。定価 1,500 円の本がなぜ 10 円なのか。

ブックオフの買取価格は、その本の「販売見込み価格」から逆算される。110 円で売る本の買取価格は 10〜30 円、500 円で売る本なら 50〜150 円が相場だ。販売価格の 10〜30% が買取価格の目安になる。

残りの 70〜90% がブックオフの取り分だが、これがすべて利益になるわけではない。店舗の家賃、スタッフの人件費、本のクリーニング費用、売れ残りのリスクを差し引くと、1 冊あたりの純利益は数十円程度だ。飲食店の原価率と同じように、売上と利益は大きく異なる。

ちなみに、買取価格が 0 円 (値段がつかない) と言われた本でも、ブックオフは引き取ってくれることが多い。これらの本は 110 円棚に並ぶか、まとめて古紙回収業者に売られる。

フリマアプリ vs 古本屋 - どちらが得か

本を売るとき、ブックオフに持ち込むのとメルカリで売るのではどちらが得か。結論から言うと、「手間をかけられるならフリマアプリ、手軽さを優先するなら古本屋」だ。

メルカリで本を売る場合、定価 1,500 円の本なら 500〜800 円で売れることが多い。販売手数料 10% と送料 (ゆうゆうメルカリ便で 230 円) を引いても、手元に 220〜490 円残る。ブックオフの買取価格 10〜30 円と比べれば、10 倍以上の差だ。

ただし、メルカリには手間がかかる。写真撮影、商品説明の作成、購入者とのやり取り、梱包、発送。1 冊あたり 15〜30 分の作業時間が必要だ。機会費用を考えると、1 冊の利益が 200 円で作業時間が 20 分なら、時給換算で 600 円。最低賃金を下回る。

一方、ブックオフなら段ボールに詰めて持ち込むだけ。20 冊を 5 分で処理できる。1 冊あたりの利益は低いが、時間効率は悪くない。売る本の冊数と 1 冊あたりの価値で使い分けるのが賢い方法だ。

各サービスの招待コード一覧を見る

本を安く読む 4 つの方法

方法 1: 図書館を使う。最強の節約法は図書館だ。無料で本が読める。新刊は予約待ちになることもあるが、少し待てば話題の本も借りられる。

方法 2: ブックオフの 110 円棚を定期的にチェックする。110 円棚の品揃えは頻繁に入れ替わる。先週はなかった本が今週は並んでいることもある。定期的に覗く習慣をつけると、掘り出し物に出会える。

方法 3: メルカリで「まとめ売り」を狙う。漫画のセット売りは、1 冊あたりの単価が大幅に下がる。全 20 巻のセットが 2,000 円 (1 冊 100 円) で出品されていることもある。

方法 4: 電子書籍のセールを活用する。Kindle や楽天 Kobo では、定期的に 50〜70% オフのセールが開催される。セールカレンダーを把握しておけば、読みたい本を安く手に入れるチャンスが増える。紙の本にこだわりがなければ、電子書籍は場所も取らず一石二鳥だ。

この記事は役に立ちましたか?