おとり効果

選択肢に明らかに劣る「おとり」を加えることで、特定の選択肢を相対的に魅力的に見せ、消費者の選択を誘導する心理効果。料金プランの設計で頻繁に使われる。

おとり効果が料金プランに使われる仕組み

おとり効果の典型例は、3 段階の料金プランだ。たとえば、あるサービスが「ベーシック 500 円 / スタンダード 1,200 円 / プレミアム 1,300 円」と設定しているとする。スタンダードとプレミアムの価格差がわずか 100 円なら、多くの人はプレミアムを選ぶ。ここでスタンダードが「おとり」として機能し、プレミアムの選択率を押し上げている。

フードデリバリーサブスクリプションでも同様の構造が見られる。単品注文の配達手数料、月額プラン、年額プランの 3 つが並ぶと、月額プランが割高に見えるよう設計されていることが多い。年額プランに誘導するための「おとり」として月額プランが配置されているわけだ。

おとり効果を見抜いて最適なプランを選ぶ

おとり効果に対抗するには、各プランの内容を自分の利用頻度に照らして個別に評価することが重要だ。「プレミアムがお得に見える」と感じたら、それは設計者の意図どおりかもしれない。自分が実際に使う機能だけをリストアップし、それに見合うプランを選ぼう。

Notta のプラン選択でも、無料プランの制限が厳しく設定されているのは、有料プランへの移行を促すおとり効果の一種だ。月 120 分の無料枠で足りるかどうかを冷静に計算し、足りるなら無料プランで十分だと判断する。「あと少しで上位プラン」という感覚に流されないことが、賢い選択につながる。

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