ダークパターン

ユーザーが意図しない行動を取るよう誘導する、欺瞞的な UI/UX デザインの総称。解約手続きの複雑化、紛らわしいボタン配置、隠れた追加料金などが代表例。

ダークパターンの代表的な手口

ダークパターンにはいくつかの典型的なパターンがある。「ローチモーテル」は、登録は簡単だが解約が極端に難しい設計だ。ワンクリックで登録できるのに、解約には電話が必要だったり、何ページもの手続きを踏ませたりする。サブスクリプションサービスで特に多く見られる。

「隠れたコスト」も頻出するダークパターンだ。商品をカートに入れて決済画面に進むと、サービス料や手数料が突然加算される。フードデリバリーで注文確定直前に「少額注文手数料 150 円」が追加されるケースがこれにあたる。最初から総額を表示していれば注文しなかったかもしれないが、ここまで進んだ手間 (サンクコスト) が解約を躊躇させる。

ダークパターンから身を守る方法

ダークパターンへの対策は、決済前に必ず合計金額を確認する習慣をつけることだ。特にフードデリバリーでは、商品代金に加えて配達手数料、サービス料、少額注文手数料が加算されるため、最終的な支払額が商品価格の 1.5 倍以上になることも珍しくない。

サブスクリプションの登録時には、解約方法を先に確認しておくのも有効だ。解約手順が公式サイトで見つけにくい場合、それ自体がダークパターンの兆候だ。日本では 2023 年の特定商取引法改正で、定期購入の解約手続きの明確化が義務付けられたが、グレーゾーンの手法はまだ多い。不審に感じたら、消費者庁のガイドラインを参照するとよい。

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